
高名な宮城県松島街の瑞巌寺。ここの本堂前に大変見事な臥龍梅があります。
近隣の仙台市に住んでいながら、この梅が咲いたときに拝観に行ったことがありませんでした。瑞巌寺には比較的頻繁に行くのですが、やはり花を見るというのは時期が限られますので。
昨年瑞巌寺に行ったときに、来年はぜひ満開のときに来ようとかみさんと話したのですが、今年は満開が週末にあたり、無事見ることができました。

いやあ、見事の一言です。本堂前の庭園部分には入れないので、本堂内部からと門からのぞき込む形での鑑賞になりますが、本堂内部からのほうが距離は遠いけれど紅白の対比や配置の妙がよくわかります。本堂内部は撮影禁止ですが、本堂から庭を撮影するのはOKです。

慶長14年(1609年)仙台藩藩祖・伊達政宗が挑戦から持ち帰り、自ら植えたと伝えられるこの梅。梅の一般的な寿命からするとかなり長い樹齢ということになりますが、「独眼竜」手植えの臥龍梅、という伝説もなんともおさまりがよく、ロマンがありますね。詮索は野暮というものでしょう。

写真はすべてレチナIIIC、コダック・カラープラスで撮りました。1958年発売、私より年上のカメラです。