被写体とどんな時間を共有するか

先日福島県飯館村の山津見神社に行って、ニホンオオカミの幻影にちらっと触れて、それを絵にしてみました

こんばんは、黒狐堂の主人、平玄です。
先日福島県飯館村の山津見神社に行ってきました。
私は、フィルムで撮ると被写体との時間が濃密になると思っています。一枚あたりの撮影コストが高いフィルム写真は、どうしたって一枚一枚を大事に撮る必要がありますから、その分じっくり被写体に向き合える。

神社にお参りした際、狛犬や神使像、建築物などの物質的なものについ目が行きがちですが、鎮守の森の幽玄な雰囲気から、過去の人達の祈りに思いを馳せてみたりするのもいいものだと思うのです。

たしかに写真を撮りに行っているのですが、撮ることだけに躍起になるのではなく、周辺を見回したり、鳥の声を聞いたり、そこにいるという体験をじっくり味わうのが私は好きです。神社は人の願いや祈りがたくさん寄せられた場所なので、そういうものを感じることを忘れないようにしています。

写真は現場での体験の記念、お土産

なので、神社に行ってくると、もちろんお土産として写真という作品が手元に残るわけですが、それを手に入れることが最優先の目的ではなく、神社での体験そのものが私にとってはより大事ですね。陳腐な言い回しですが、パワーをもらうって感じで。

創作者として、モチベーションやインスピレーションがもらえる体験

前述のように、オオカミ信仰の山津見神社に行ったので、大口真神さんを描きたくなりました。このように、作品を作るきっかけにもなります。なんとも単純ですが、作品ができるのならOKでしょう。

作品に限らず、神社の清冽な空気や、厳かな雰囲気、居ずまいを正してお参りするというちょっとした非日常が、私にとってはとてもリフレッシュ効果があるみたいで、作品づくりのモチベーションやアイディアにつながっている気がします。

私が手間がかかるしコストも高く、たくさん枚数を撮れないフィルム写真で撮るのは、こういう効能があるからです。現場での体験の質が高くなる。だから、私はそこにお金を払ったと思えばフィルム写真のコストが高いとは思いません。

タイトルは「月下の真神」

iPad miniとProcreateで描きました。

コメントを残す

CAPTCHA